発行日:2005年06月06日

遠藤 毅 氏
 
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ガンブルー仕上げをより美しく仕上げるコツ

 前号までは、錆が出てしまったノーメッキウェッヂなどを、きれいに錆落しをするための手順をお伝えしました。今回は、より本格的な仕上がりにするための、コツを伝授いたします。
 使用する溶剤は、何度もお伝えしています「F-1シリーズ」のノーメッキメンテナンス液です。
 きれいに錆が取れてスベスベの下地になったら、より本格的なガンブルー仕上げにするための作業に入ります。「F-1 SC」できれいに錆が取れた地肌でも、そこそこきれいにガンブルーに染め上がりますが、若干つや消し気味の色合いに仕上がるので、買ったときの印象とは異なる雰囲気を醸し出してしまいます。
 そこで、メーカー純正のガンブルー仕上げみたいに、つやつやした仕上がりにするためのコツをお教えいたします。まず、きれいに錆が落ちたウェッヂの中で、つやが出ては困る所にマスキングテープを使ってその部分をカバーしてしまいます。ある程度しっかりテーピングしないと、この後に行う磨き工程の作業が上手に行えません。
 マスキングがしっかりできたら、それ以外の部分を100円ショップでも売っているスチールたわしで満遍なく磨いて行きます。地肌の部分がピカピカに輝いてくるまで磨きこみます。とにかく、メーカーオリジナルの状態にするには、下地が鏡面仕上げになるくらい磨かないとあのような深みが合って、ピカピカしたガンブルー仕上げにはならないのです。場合によっては、サンドペーパーの1,000番以上の極細を使って表面を整えることも必要になってくると思います。また、鏡面仕上げにするには、コンパウンドで仕上げることも、美しく仕上げるためには必要不可欠な作業になると思います。とにかく、下地をピカピカになるまで、磨き上げることです。
 表面がピカピカになったら、次は再び脱脂を行います。ピカピカに磨き上げた下地は、鏡面仕上げをする際に使用したスチールたわしやコンパウンドによって、ヘッドの表面の地肌に油分が染み込んでしまっているので、それを徹底的に排除しないと美しくつやのあるガンブルー仕上げのヘッドに生まれ変わりません。十分に「F-1 クリーン」でよーく脱脂を行い、組織の中まで油分を書き出すことが重要なのです。水溶性の溶剤なので、油分は大敵なのです。
 よーく脱脂が終了したら、いよいよガンブルーの溶剤にヘッドをすっぽりと浸けて、地肌を染色します。ガンブルーの溶剤「F-1ブラック」は、原液が水溶性なので油が残っていると、その部分だけが溶剤をはじいてしまうので、脱脂はこれでもか、というくらい念入りに行うのが、コツのひとつです。「F-1 ブラック」の溶剤が新しいと、入れたその場から真っ黒に染まって行きます。黒の色合いはお好みですが、あまり漬け込みすぎると表面がけが重ね塗りをしたような皮膜になるので、使用中に色が剥がれてしまう場合もあるので、注意して作業してください。
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写真提供:(株)ネコ・パブリッシング「ゴルフギア」誌