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| 遠藤 毅 氏 |
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| ウェッヂの表面仕上げの種類とその効果 パート4 |
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| これまで、ウェッヂなどのヘッドの表面処理というと、メッキや薄い皮膜をかけることで、ノーメッキウェッヂの錆を防ぐためや商品性を高めるために行われてきたものがほとんどでした。この数回の中でご紹介してきた以外にも、ガンメタルやツアーフィニッシュなどの特殊処理(メッキの一種)を施したウェッヂが登場してきています。そのどれもが、錆に対する保護と打感を損なわずに強い皮膜をかけながら、これまでにない見栄えを得るために各社が工夫を凝らしているのです。 |
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| 今回は、ウェッヂの表面処理としてはこれまでの防錆的な皮膜処理や特殊なメッキ加工などとは、異なる画期的な表面処理を施したウェッヂをご紹介いたします。そのウェッヂは、軟鉄鍛造アイアンヘッドの「神様」として有名な三浦勝弘氏が率いる(株)三浦技研から発売されている、Tour-Versatile
Edition WMF-03ウェッヂです。このウェッヂの特徴は、本来ヘッドの表面処理と言うより、ソール部に施された同社独自の形状によるヘッドの抜けの良さと操作性の高さがウリなのです。その詳細に関しては、スペースの関係上ここでは省かせて頂きますが、ご興味のある方は書店にて好評発売中の(株)ネコ・パブリッシング発行の「ゴルフギア」誌を御覧ください。 |
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このヘッドに採用されている(株)三浦技研独自のR.B.処理は、これまで同社がゴルフ用ヘッドに採用してきている軟鉄鍛造製法から生まれる打感という感性の部分を広げる要素をもった新しい熱処理なのです。ヘッドを加熱した後に、アルカリ雰囲気中の中で、12時間をかけてじっくりと徐熱していくことで、軟鉄の組織を変化させて、ゴルフ用のヘッドとして最適な硬度へと変化させるというのです。軟鉄鍛造という、鉄を熱して高圧力で鍛錬された軟鉄が成形され、ヘッドという形状を作り出す工程の中で、仕上げ加工が施された最終段階に特殊な同社独自の熱処理を施すことにより、これまでの鍛造工程から生まれた軟鉄の組織が持つ高度を変化させるのです。
硬度を軟らかくするということは、言うまでもなく打感という感覚の部分がソフトに感じやすくなるのです。言い換えれば、軟鉄という素材がまるで純鉄のような軟らかい打感に変化させるのです。これは画期的な熱処理として注目に値する手法といえます。
このR.B.処理は仕上げの段階でヘッドに熱を加えるために、ヘッドの表面が、青黒い色に変色しています。これまでのガンブルーなどの表面処理とは異なり、熱処理という作業工程の中から生まれた表面の色なのです。簡単に言うと、鉄を熱すると素材の表面がクロッぽくなるのと同じようなものです。ですから、強くこすったり、錆落としのような薬品をかけるとその青黒い表面の色は落ちてしまいます。また、ロフト角&ライ角を調整器で曲げる時も注意しないと曲げた部分が剥離する恐れがあるようです。 |
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硬度が軟らかく、鍛造という工程を有しても加工が難しく、高価な純鉄に変わる、新しい打感の誕生です。(株)三浦技研では、この画期的な硬度変化をもたらすR.B.処理をオプションとして、WMFシリーズには対応していますが、従来のヘッドにも対応していくといっております。これまでの軟鉄の打感に飽きた人や新しい感覚に触れてみたい人にはお勧めします。軟鉄なのに軟鉄の打感とは一線を画すソフトで不思議な打感を是非味わってみてください。
この商品のお問い合わせは、(株)三浦技研〔TEL:0790-26−0773〕またはゴルフクラフト バウンス〔TEL:045-560-3496〕までご連絡ください。 |
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| 写真提供:ネコ・パブリッシング社「ゴルフギア」誌 |
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