発行日:2006年05月11日
遠藤 毅 氏
 
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ヒット感と操作性を感性に訴える造形と機能を持たせることで、上級者が満足する身に着けたCB-1006。
 三浦技研のニューモデル、CB-1006は単なるCB-1006の後継としてのニューモデルとしてではなく、あらたな考えやコンセプトを込めたモデルとして登場したニューモデルなのです。その表れが、バックフェースに刻まれた新作のロゴマークなのです。長年、使用されてきたロゴマークを返るということは、そこに何らかの思いや願いが込められているものです。このあたりの詳細は、私が執筆しているゴルフ専門誌「ゴルフギア」で好評連載中の『神の手』で触れていきますので、そちらを御覧ください。
因みに、そのゴルフ専門誌「ゴルフギア」ですが、これまで隔月刊誌として発刊してきましたが、いよいよ6月21日号から月刊誌として皆様の前に登場します。この月刊化によって、これまでの内容の濃さを保ちながらよりスピーディーにギアに関する情報がお届けできるようになりますので、ご期待ください。
 さて、ニューモデルのCB-1006のファーストインプレッションをお伝えいたしましょう。
 アドレスしたときの印象は、CB-1005と大きく変わらない感じがするのですが、実際にCB-1006とCB-1005を並べてみるとトゥ側の形状やリーディングエッヂとネックを結ぶラインにその違いを伝えています。また、実寸上でもCB-1006はCB-1005よりもひとまわり(総ての数値上で1mm小さく)なっているのですが、ミラーサテンフィニッシュの効果か、視覚的にはほとんど変わらない大きさに感じるはずです。先ほどのリーディングエッヂとネックを結ぶラインは、実質上フェースプログレッションに直結している部分です。そのフェースプログレッションの数値ではCB-1005のストレートネックタイプと比較しても0.3mm短いだけなのでほぼストレートと思ってよいでしょう。それにしても、同じサテン仕上げであっても光沢の違いでこれほどシャープさに違いが出るものなのだというのが、正直な感覚です。
 つかまり具合は上級者には丁度良い官職だと思います。視覚的な印象よりもつかまりやすいが、かといってつかまり過ぎない操作感を伝えてくれます。よほどフェースターンを使ったり、捕まえに行くようなスイングをしない限り左へのミスはないのではないでしょうか。また、こういう上級者向けのヘッドセッティングなので、ロングアイアン系はCB-2005やCB-1005でしっかり捕まえられないようだと、 やや捕まりが悪く感じるかもしれません。ただ、ボールは拾いやすく十分な高さを出してくれるので、シャフトチョイスやライ角のセッティングでカバーできる範囲にはあると思います。
 ボールをヒットした時の打感は、さすが三浦技研の真骨頂と感じる所です。澄んだ感触に包み込まれながらも、そこには一筋の芯が伝わってくるようななんとも感触の良い打感を伝えてくれるのです。CB-1005よりも透明度が高く、MB-5002よりはやさしいソフト感という感覚です。このモデルのセールスポイントの一つであるマッスルパワーは十分に発揮されているようですが、さすがにマッスルバックほどの抜けるような透明度の高い打感とまではいきませんが、キャビティとしてはこの上なく上質な打感といえると思います。
 そして、インパクト後の抜けの良さも特筆ものです。ややラウンドを抑えたような形状を持たせる(Rの付け方がCB-1005とは異なる) ことで、動的なバウンス効果が発揮されることになり、ヘッドが潜り込もうとする動きを制御してくれるようなヘッドの動きを感じさせてくれます。ある意味、打ち込むタイプには潜り過ぎないインパクトゾーンの動きを与え、スイープに振るスインガータイプには、そのバウンス効果がソールを滑らせるような働きをしてくれる、ソール形状といえます。
 さて、このCB-1006ですが、この週末の5月13日(土)、14日(日)の両日に横浜市港北区日吉にあります梅里カントリークラブでミウラフィッティング試打会を開催しますので、ここでも試打が可能です。実際にこのCB-1006を手に取り、そして試打してみればその実態がわかるというものです。この上なく自分自身にとって扱いやすいヘッドとして映るか、反対にこのヘッドの狙い通りに上級者向けの難しいモデルなのかがはっきりすると思います。ニューモデルが他のモデルと同時に試打で切る機会は滅多にあるものではありません(因みに、このイベントの主催のゴルフクラフト バウンスでは三浦技研の全てのヘッドがいつでも同時に試打ができます)。
 また、三浦技研の自社専用ブランド「ミウライズム」も忘れてはいけません。自社の思想を詰め込んだコンセプトモデルなので、造形、品質、完成度などのすべての要素が最高基準で作られているので、その出来映えは外観はもとより振り心地からもその違いを感じ取れる内容にまとめられています。その試打方法も、三浦技研ならではのもの。ヘッドを決め、好みのシャフト、長さ、バランス、ロフト角、ライ角、フェースプログレッションまでも自由に設定してから試打が行えるというものなのです。ここまでその場でセッティングできるヘッドメーカーは、日本国内のみならず世界でも例を見ないフィッティングです。これは自社でヘッドを製造製作している同社だからできる技なのです。ツアーでもここまでできるメーカーははっきり言ってありません。ツアーレベルを超えたフィッティング試打会なのですから、そのチャンスを見逃す手はありませんよ。お時間を作って、是非ご参加ください。もちろん、巨匠三浦勝弘氏も来ています。ご希望ならば、三浦氏にフィッティングしてもらうことも可能です。当然そのときは、巨匠に自らがヘッドを好みの形状に削ってくれます。それでは、会場でお会いしましょう。ご来場をお待ちしております。
写真提供:ネコ・パブリッシング 「ゴルフギア」誌